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構想しもきた
〜下北半島の未来を考える〜
shimokita vision


【第4回】インバウンドは地域活性化の救世主となるのか
知的観光のすすめ 観光スポットの拡充と滞留時間の延長 青森を旅して良かった、また機会をつくって来よう、という気持ちになってもらうことが観光には大事なことで、通りすがりの一過性でなく、継続性のあるリピート観光をめざすべきでしょう。これはインバウンドも、日本人観光客にも同様のことが言えます。 訪日観光客の観光目的を見ると、その土地の食や土産物のほかに歴史や文化にも高い関心があります。特に欧米人にはその傾向を強く感じ、その国の歴史や文化に触れて学ぼうとする意識が強い一方で、日本に憧れるアジア人には食や土産など物欲的な傾向が強いように感じます。青森には観光客の多様な価値観を満たす多くの地域資源があります。新鮮な食や四季折々の美しい自然、雪と温泉はもちろんですが、津軽塗、津軽ビードロ、こぎん刺し、南部裂織、世界遺産の縄文遺跡群、青函トンネル(掘削技術)、ホタテなどの養殖(技術)など、外国人にとって魅力的な資源がたくさんあります。そのほかに青森が輩出した世界的に著名な人物、たとえば棟方志功、太宰治、寺山修司、三浦雄一郎、写真家でピューリッツァ―賞を受賞
10月9日


【第3回】インバウンドは地域活性化の救世主になるのか (2回シリーズ)
青森のインバウンド効果は期待どおりか インバウンド消費は日本の農業生産に匹敵 インバウンド誘致に水を差すようで恐縮ですが、果たして、訪日観光客の誘致政策は、地方の活性化に結びついているのだろうか、ということについて考えてみました。 政府は今、「第5次観光立国推進基本計画(2026~2030年度)を進め、訪日外国人観光客6000万人、消費額15兆円をめざしています。世界の半導体市場規模が13兆円(2023年)ほどですから、市場の大きさが想像できると思います(2030年頃の半導体市場は今より拡大してるでしょうが)。 国が公表した2026年上半期(1月~6月)の訪日外国観光客は2108万人と、前年比2%減少したものの依然として高い数字を示しています(日本政府観光局JNTO発表)。内訳は韓国が4分の1を占め、台湾、中国、香港が続いています。消費額は4兆8500億円で、単純計算で1人当たり23万円の消費額になります。日本人観光客のそれは5~6万円ですから4倍多いことになります。これも一つは円安の効果と言えるでしょう。ちなみに2025年の訪日外
8月26日


【第2回】フュージョンエネルギー(核融合)拠点戦略構想は誰のもの?
去る3月、青森県の宮下知事は「青森県フュージョンエネルギー拠点形成戦略」を発表しました。フュージョンエネルギーとは核融合を意味し、現在六ケ所村のむつ小川原開発地区で国際プロジェクトとしてITER(イーター)計画(核融合実験炉)が進められています。核融合は高市政権が打ち出した17の成長産業分野の一つにもなっていて、その拠点を全国に先駆けて青森が誘致しようとする気概は、エネルギー立県としての青森に相応しい戦略として大いに評価でき、今後の行く末に注目し期待したいものです。 ※政府が発表した2040年度までの17の成長産業分野への投資額は370兆円(国と民間合わ せて)、うち核融合には3.1兆円を官民投資 このフュージョンエネルギー拠点形成戦略は、慶応義塾大学のフュージョンエネルギー研究センターとの共同研究で進められ、核融合の原型炉の誘致を図り2030年代に発電の実証をめざすというもので、青森県や下北半島地域にとってまさに夢のプロジェクトと言えます。 戦略の狙いは、核融合に関連する県内企業を育成して産業集積を創出し、新たな雇用をつくろうとすると
7月27日


【第1回】渋沢栄一の精神と東北振興
渋沢栄一 将来の不安に関する情報が氾濫し、国民は夢や希望を抱きにくい世相になっていると感 じます。将来に備えることは必要ですが、過剰に反応すると人々の活気が失せてしまい、 国や地域の活力までも減衰してしまう恐れが心配されます。将来が不透明な時代だからこ そ、未来への明るい灯明を見出すことが必要ではないでしょうか。 幕末から昭和初期までの91年間を生き抜き、「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一 (1840年~1931年)は、実業家・慈善家として多くの事業を手がけ日本の近代化に大いに 貢献しました。また大正2年に大凶作が襲った東北の復興にも深く関与しました。 彼が言ったと伝わる行動の指針、精神の根本を示す格言があります。 ・夢なき者は理想なし ・理想なき者は信念なし ・信念なき者は計画なし ・計画なき者は実行なし ・実行なき者は成果なし ・成果なき者は幸福なし ・ゆえに幸福を求める者は夢なかるべからず この言葉には、幸福を求めるなら、自ら夢や理想、信念をもって計画的に実行し成果を あげることだ、との意味が込められています。人の生き方はもち
6月12日
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